執筆者について
 お茶農家 おさむ
  1.私の好きな景色
  2.お茶の品種いくついえますか?
ちゃばらへ行こう!
お茶農家 おさむ

第1回 私の好きな景色

 今回からこのコラムでお世話になりますお茶農家のosamuです。 これから、お茶農家の視点から私なりに色々書かせていただきます。 また、みなさんからの素朴な疑問、質問などありましたらお気軽に メールでお送り下さい。私の分かる範囲ですがコラムを通じてお答えできればと考えています。 どうぞよろしくお願いをいたします。

  今日は、朝からしくしくと雨が降り続いています。
  こんな日は、当然お茶刈りには出かけて行きません。
  で、お農家は何をしているかです。
  茶工場を所有してれば掃除をして、お茶刈りに備えています。 また、奥さん達はお茶刈り機用の袋の破けている所の縫い物と 新茶の発送に追われています。

  以前ですと雨の日でもお茶刈りをしていましたが、最近は二人用お茶刈り機の 普及で短時間に大量の刈り取りが可能になり、雨の日に出ることはなくなりました。

  雨の日は、体を休める事にあてています。

  ところで、私はといえば今日は当然茶工場の掃除をして、八十八夜摘みの 新茶の仕上げ加工を済ませたところです。

  今の時間が、3時を少し過ぎた頃です。私にはこれから楽しみな事があるんです。 それは好きな景色を眺める事です。 この時期の雨の日の夕方、私は“ちゃばら”を眺める事を楽しみにしています。

  ちゃばら? なに?と思われるでしょうね、私の住んでいる地域では 茶畑のことをちゃばらと呼んでいます。

  なぜ、好きなのかですが、この八十八夜の時期はお茶の新芽がかなり成長して お茶の樹の株一面を覆います。 晴れた日には、太陽の光を浴びたもえぎ色の優しい印象のあるお茶の芽が、 こんな雨の夕方は、雨に濡れたこととやや薄暗くなった明るさのせいで私の目には 濃い緑色に映ります。それが凄く力強い感じなのです。 やさしさから力強さへに印象が変わる、晴れた日にはお茶の芽からやすらぎをもら い、 雨の日には頑張ろうという気をもらっている様に私は感じるんです。

  新茶も始まってから2週間程度経ちますと、やはり疲労は蓄積されてきます。 そんな時に、雨は体を休める時間をくれて、頑張ってというお茶の芽の メッセージも伝えてくれます。 この時期の雨には感謝感謝です。でも余りにも降り続くとお茶刈りも出来ませんから ・・・。

  みなさん、どうでしょうか。 この時期は新茶を飲まれていると思いますが、そんなちゃばらの景色を 思い浮かべながら、また新茶の香りに季節の喜びを感じながら 味わってみてはいかがでしょうか。 そして、もし時間が許すのであれば出掛けてはみませんか?ちゃばらに。 きっとみなさんにも感じるものあるはずです。  (おさむ)

おちゃりんくTOP

おちゃりんくTOP