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 絵里
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花嫁修業日記
第2回 2月8日
絵里

2月8日(木曜日)

●お稽古第1回目

 お稽古場は家から徒歩1分の所にある。

 お茶の先生とは言っても、実はご近所さんなのである。

 母親が、「Kさんのところには立派なお茶室があって、 昔は教えてらしたそうよ」という噂を聞きつけ、 母親が直接そのKさんに電話をして聞いてくれたのだ。

  Kさんは、「今は誰にもお教えしていないんですが、 おめでたいことですし、お引き受けしましょう」と快諾して下さった。

 先生に、「来年の春には動かないといけないので、 1年間しか教えて頂く事ができないんですが、 いきなりお茶の席に呼ばれたり、お茶を出されても 恥ずかしくないようになりたいんです」と言うと、 先生も、「ではそのようにお稽古していきましょう」と言って下さったのでお茶のさわりの部分だけを習うことになりそうだ。

 1回目は「お母様と一緒に来なさい」と言われていたので、 母とお土産のお菓子を持って訪ねる。 古いけれども、中は噂通りの立派なお屋敷。 先生からふくさと扇子を頂く。

 今日は母親も一緒だし、これからの流れとか説明とかだけかなー と思っていたらこれが大間違い(笑)。 いきなり母親と一緒にお稽古に入ってしまった!

  ふすまの開け方・閉め方から始まり、畳の上の歩き方、 おじきの仕方、お茶の頂き方…。 一番困ったのは歩き方。 洋服を着て行ったので自然と大股になってしまい、 歩数が合わないのである。歩き方もおかしいし…。

  これではマズイ。 同時期に着付けも始めたので、練習も兼ねて次回からは着物を着ていこうと決めた。

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