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 chacottesさん

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サヘルのお茶(アフリカから手紙)
chacottesさんからのメール

 chacotteです。 せっかくアフリカにいるので、このあたりで代表的なお茶の紹介をします。

  西アフリカ、サハラ砂漠南部のサヘル地域では、イスラム教という宗教的な戒律もあり、男たちは 酒を飲みません。 その代わりに、木陰でお茶を入れては飲んでいる姿がそこかしこで目に付きます。

  ブルキナファソ、ニジェール、マリと、今まで滞在したサヘルの国々ではどこでも、お茶を入れている風景を目にし ました。

  このあたりで飲まれるお茶は、中国の緑茶をベースに砂糖を多く入れて煮出したもので、 一見モロッコ風ミントティーに似ていますが、味は非常に濃く、苦く、甘いものです。 うちの事務所でも、ガードマンや運転手が仕事の合間にお茶を入れて飲んでいます。 写真の(1)が、お茶の道具です。

  中国の緑茶、葉をころころに丸く固めたもので、「ガンパウダー」という名前で知られています。 中国での名称は確か「平水珠茶」、フランスでは、緑色の立方体の箱に入って売られています。 砂糖。 金属製のティーポット。 リキュールグラスのように小ぶりのガラスのコップ。 お茶専用のかまど。

  材料のお茶や砂糖は、それぞれ一回分が小袋に入ったものが、町のあちこちで売られています。 お茶も砂糖も、それぞれ一袋100CFAフラン(=1フランスフラン=約17円ぐらい)。

  専用のかまどに炭をおこし、直接ティーポットを火にかけます。お湯が熱くなってきたところで 茶葉を入れ、十分開いてから砂糖を入れ、更に15分ほど煮出します。

  写真の(2)が、お茶を入れているところです。グラスから十分に距離をとって、お茶を注ぎいれます。これは、お茶の泡がしっかり立つようにするためです。何度も、お茶を注いでは、泡を残してポットにお茶を戻す、という作業を繰り返し、 しっかりと泡の層がグラスに残るようにします。

  写真の(3) 出来上がり 2cmぐらいの泡の層に、同じぐらいの分量のお茶が入っています。 写真の右下には、かまどにかかっているティーポットが写っています。 大体1回にコップ2杯分のお茶を煮出し、この作業を3回繰り返すのがこちらの習慣のようです。 それにしても、出来上がりのお茶は3回併せても100ccにも満たないと思います。 そのために使う茶葉は25グラム、それに砂糖約50グラム。 この数字を見ても、お茶の濃さ、甘さが想像できるのではないでしょうか。

  私がはじめてこのお茶を飲んだのは、パリにいるブルキナファソ出身の友人のところでした。 その時はあまりの濃さと甘さに、全く喉を通りませんでした。 今でも、フランスにいるときは、モロッコ風のミントティーはたまに飲んでも、サヘルのお茶を飲みたいと は思いません。 でも、アフリカにきて、このサヘル地域の熱く、乾いた気候の中でこのお茶を出されると、 この苦さと甘さが逆に、暑気疲れを癒してくれるような気がするから不思議です。( chacotte )

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写真(1)
アフリカの茶道具


写真(2)
お茶を入れてるところ


写真(3)
さぁ、おちゃのもう!
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